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100705
衣服生物学研究所
specimen bank (sample)
(sev) LAT 36.5 : LAT 139
(leg) mjdiez miuMA mateos
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100705
[Hakarame-bioclothical..sample 001]

100705
[Hakarame-bioclothical..sample 002]
ハカラメという植物たちが当研究所内にも生育しているが、
かれらの戦略とはおそらくこうである。
(厳密にいえば、かれらを「ビークル(乗り物)」としてあつかっている、かれらの「遺伝子」の戦略は、である。)
かれらは、「かわいい」。
かれらの生育のしかたは、わたしたちヒトからすると、とても「かわいい」。
「葉から芽」がちょくせつ、ニョキと出てくるなんてのは、
わたしたちヒトにとっては、興味深く、そして愛着をもって接せざるをえまい。
つまり、「かれらの戦略」とは、
その「かわいさ」をもって「ヒトに育てさせる」ことを可能とした「狡猾なシステム」、
であるといえよう。
このような、
自らの領域をこえ周囲にまで影響を及ぼす遺伝子の振る舞いを、
ドーキンスは「延長された表現型」とよび、
その一翼を担っているのが、文化の遺伝子「ミーム」であると述べている。
(リチャード・ドーキンス著「延長された表現系」「利己的な遺伝子」)
当研究所では、
まったく今の「衣服の現状」は、この「延長された表現型」のはたらきにほかならないという
基本的立場をとっている。
つまり、
わたしたちが清潔感あふれる「ブラウス」というものに目がなく、
必死にそのバリエーションを作ろうと躍起になっているのは、
「綿花」の「延長された表現型」のはたらきによってなのである。
「ブラウス」が魅力的だから、わたしたちヒトは「綿花」を育てていると思っていた!
が、それはまったく逆であり、
「綿花」の戦略によりわたしたちヒトは「ブラウス」を着る結果となってしまい、
現在ご承知のとおりに、
「綿花」の繁殖を手厚く保護しなければならなくなってしまったのではないか。
これは「綿花」の「延長された表現型」のはたらきである。
こう考えると、
すべての衣服が奥行きをもち、豊かなカンジ?になってくる。
ちまちま衣服を考える時代は終わるのである。
おわり
衣服生物学研究所
大江よう

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